おひるねのじかん

鼻ぺちゃが生意気に日記を書きます

年下とは付き合えない(多分)

友人の紹介で、19歳のかわいい系男子と2人で食事する機会があった。

それはそれは色が白くて、それはそれは目がぱっちり二重で、文句のつけようのないイケメン。

顔のスペックが満点(私の評価が)なあげく、つくべきところに棒がついているわけだから期待値は上がりまくっていた。





が、何度か食事に行ってもちっとも楽しくない。





年下のちょっとした言動が「かわいい」では済まされず、なぜか腹立たしく感じてしまう。



たとえば、レストランのお土産コーナーを見て「高っ」と声に出してしまうとか、人混みで少し腕を組んだだけで顔を真っ赤にしてイノシシのように鼻息が荒くなるだとか、普段なら気にならないしょーもないところに私のイラつきセンサー(ださい)が反応してしまう。



なぜ店員さんに聞こえるかもしれない場所で高いと言ってしまう?
なぜその程度のスキンシップでそんなリアクションをする?


得体の知れないイラつきが少しずつ溜まった結果、19歳には1ミリもときめかなくなってしまった。






自分なりに原因を考えてみたのだが、「過去の自分を見ているようでじれったい」のではないか、という仮説にたどり着いた。






私が19歳の頃はこういう価値観で、こういう世界の中で生きていたのかと。
今よりも狭い視野で生きていたことを象徴するようで、当時の自分の人生が損していたように感じるのである。


逆に言うと、今の自分の価値観で学生時代を過ごしていれば、得るものがもっと大きかったのではないかということ。


もっと言うと、当時学生だった私を見た社会人にはこんな風に映っていたのかもしれないということ。




過去の自分の写真を見るときに少し恥ずかしい気持ちになる、あの感覚に似ているかもしれない。





彼の言動に共感(慰め?)できなかったのは、自分が大人と呼ばれる年齢・立場にあり、それ相応の考え方をしていると実感させられるから。


大人とはもっとしっかりした人種のことを言うと思っていたが、そうではないらしい。
19歳に戻ることはもちろん出来ないし、同じ価値観で話すことさえ出来ない脳ミソになってしまったのだ。



それを当たり前として受け入れられない私には、年下の面倒を見ることにはそもそも不向きなのかもしれない。
※無意識に「面倒を見る」と言っている時点でダメ